洞爺湖のほとりにたたずんで、ボーっと中島の方を眺めておりましたら、何やら
白いものが浮かんでいるのが目に入りました。
おっ、白鳥です!!
優雅に、湖の上をすべるように動いています。
そして、私の姿に気付いたのか、ゆっくりとこちらに向かって来ます。
もう、すぐ目の前までやって来ました。
これはきっと、私に親愛の情を抱いているに違いない!!
おお、なんてうるわしい白鳥さん、もっとこっちにいらっしゃい!!!
(実は、白鳥さん、この時点で内心大変に御立腹でした。
このスカポンタン野郎、おいらの縄張りに入って来やがって、許さんっ
と思っています)
羽根で水しぶきをあげ、優雅なポーズで私を歓迎しています。
(実はこれ、大変な威嚇のポーズです)
そして、すぐ目の前までやって来ました。
おおっ、岸に上陸しようとしているではありませんか!!
頭をなでなでしてあげたいっ!!!
っと思った瞬間、ズボンのすそに思い切りかみついて、ブルンブルン振り回し
始めました。
「白鳥さん、ごめんなさい〜。許しておくれ〜。ごめんよ〜〜」と叫んだら、
振り返って、おもむろに湖に帰って行きました。
そして何事もなかったように、またエサをついばみ始めるのでした。
この白鳥は、5月3日の記事で紹介したつがいの白鳥の内の一羽だと思います。
この場所は、彼(彼女?)の巣から徒歩で10分ほど離れているのですが、きっと
縄張りの中なのでしょう。
いやはや本当にびっくりしました。
みなさん、野生動物にはくれぐれも注意しましょう!!
《追記》 そのあと湖沿いを散策しておりましたら、突然、ぶおんぶおんという
轟音が鳴り響きました。何事かと思い、音のする方向を見てみたら、白鳥が湖上を
低空飛行しています。
白鳥の羽音は、ものすごいです!!
なにより、白鳥は、でかいです。
都会のみなさん、白鳥は決して優雅な生き物ではありません。
ラベル:白鳥