洞爺湖ビジターセンターは、温泉街の西側、メインストリートから一本裏に入っ
た道奥にあります。
環境省が運営する施設だけあって、建物も立派で、駐車場も広く、洞爺湖の自然
にマッチした近代的な趣を呈しています。
館内の展示物としましては、洞爺湖周辺の観察情報、有珠山の自然史、周辺に生
息する動植物の紹介が中心です。
このセンターで目を引くのが、1階のフロアー全体に広がった洞爺湖の巨大空撮写
真です。
この写真を見ると、洞爺湖の自然、というよりも、周辺の集落、住宅や道路、田畑、
牧場など、人々の生活の様子が分かって面白いです。
こんな所にも民家があったんだなあとか、この家の屋根はこんな色だったのか、と
か、この道はこんなところにつながっていたのか、それならば、ここを通って行く
方が近道だな、とか、本来の趣旨とはほとんど外れたところで楽しんでいます。
そして、この施設の良いところは、館内に座りやすい椅子がたくさんあることです。
入場料無料ですので、待ち合わせの時間までちょっと早すぎるのでどうしよう、と
いう時、ここでしばしぼ〜っとしている、ということができます。
この辺では、ちょっとスタバでカフェ・ラテでも飲むか、ということはできません
ので (最寄りのスタバまで、車で約2時間)。
館内裏側の大きなガラス窓からは、後方山側の景色が良く見えます。
写真右側の建物は、2000年の有珠山噴火で使用不能となった町営住宅、そして左
側の三角屋根の建物は、同じく使用不能となった町営温泉施設です。
いずれも、噴火を風化させないため、保存されています。
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