2012年12月13日
洞爺湖町の新豆
新米、新そば、という言葉にはなじみがあっても、「新豆」という言葉は聞きなれな
いかも知れません。
豆もやはり、お米などと同じで、古いものより新しいものが美味しいのです。
この時期、秋から冬にかけて、美味しい新豆が店頭に並びます。
洞爺湖町は、実は、豆類の栽培が盛んです。
大豆や小豆といったメジャーな豆よりも、白花豆や黒花豆といった、支柱につる
を巻きつけて伸びるタイプの、したがって栽培や収穫に手間のかかる種類の豆類
が多いようです。
それだけ希少価値もあり、高値で売れるのかも知れません。
豆畑での作業風景を見ていると、支柱を立て、収穫時期には豆の根を切り、支柱
を山型に束ねて豆を乾燥させ、脱穀し、そして手作業で選別しと、本当に大変な
作業だと思います。
乾物屋さんに並んでいる豆のお値段が良いのも、うなづけます。
洞爺湖町の銘菓に「わかさいも」というお菓子があります。
この和菓子は、石焼き芋をイメージして作られたお菓子。
見た目も食感も味も、知らなかったらさつまいもから出来ているように思えてし
まいますが、実は地元産の大福豆(おおふくまめ)が原料です。
金糸昆布という昆布で、いもの筋まで再現している手の込みようです。
私は、「大福豆」とはイコール「白花豆」のことだと思っていたのですが(実は今
もそう思っているのですが)、それで正しいのかどうか、確証が持てません…。
今回、しじみ貝に形が似ている「貝がら豆」というお豆を見つけました。
豆の世界も、奥が深そうです。
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