壮瞥町仲洞爺、キムンド温泉と仲洞爺キャンプ場のほど近くに、わたなべ豆腐店
さんはあります。
この辺りには、他に全く「小売店」というものがありません。
さすがのセイコマも、ここにはありません。
車がなく、移動手段を持たないお年寄りは、夏の間はキャンプ場の売店で生活必
需品を買ったりします(大分割高ですが…)。
そんな仲洞爺の集落で、わたなべ豆腐店さんは、豆腐一筋60年、頑張り続けてい
らっしゃるのです。
地元の方の毎朝のお味噌汁や料理に欠かせない、という以上に、ここの豆腐や揚
げのファンで、この近辺に来たら必ず買って帰るという方が、実に多いです。
お豆腐は、写真でご覧いただける通り、実に大きいです!!
(その大きさを実感して頂くため、ボールペンも写してみました)
しっかりとした、硬めのお豆腐です。
そして、こちらのお店で特筆すべきは、揚げの美味しさです!!
写真の小揚げは、1枚40円(他に三角揚げ、1枚100円もあります)。
こちらの揚げは、お味噌汁の具にしても、煮物に使っても、実にいい味の出汁が出
ます。そして、揚げのそのものが、実にしっかりとしていて味わい深いです。
前を通った時に、まとめ買いして冷凍しておくと、大変便利です。
<お揚げさんよもやま話>
北海道の揚げは、おいなりさんにするのにちょうど良いサイズ、のものがほとんど、
というよりも、全くありません。大きすぎるか、小さすぎるか、どちらかです。
北海道では、おいなりさんの中身(の酢飯)は「見せるもの」のようです。
くるっと包むのではなくて、半分にカットしてある感じです。
これは出来上がったものをカットするのではなくて、始めから小さいサイズの揚げ
で作ります。ゆえに、くるっと包めるサイズの揚げがない、のであります。
(イオンなど、大きなスーパーに行ってもないことが多いです)
見せられる立場であるために、ご飯は「単なる酢飯」ではなく、混ぜご飯だったり、
何かトッピングがしてあったりします。
つまり、お祝い事の席でのちょっとめでたい食べ物のひとつ、なのでしょう。
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