2013年04月17日
真狩 MACCARINA - マッカリーナ(フレンチ)
羊蹄山の麓、真狩村の雄大な自然の中にあるオーベルジュ「マッカリーナ」。
2008年(私が北海道に移住してきた年)、洞爺湖サミットがウィンザーホテルを舞台に開催さ
れましたが、その時、ファーストレディーの方々の昼食会場になったのがここでした。
こちらに移住してきてからずっと、一度は行ってみたいと思っていたレストランです。
今回、50ウン歳の誕生祝いに、やっとその夢が実現しました。
4月半ばになって、もう大分暖かくなってきたとはいえ、真狩は豪雪地帯だけあって、建物はま
だ深い雪の中でした。
風除室のリースや飾り付けが、素敵です。
店内は、リゾートホテルのような、開放的な雰囲気。
中庭は、夏には色とりどりの花が植えられるのでしょうか。
ガラス越しに、キッチンの様子を拝見することができます。
高級フレンチのお店ではありますが、気取ったところがなく、リラックスできます。
外の景色は、まだ冬、ですね。
新鮮なお野菜が美しく盛り付けられた前菜。
チカというお魚のフライと、野菜の下にはちょっとした肉料理も添えられていて、ボリュームたっ
ぷりです。
野菜のエキスでボイルして、バター・生クリームで味付けされたユリ根。
そう、真狩はユリ根の大生産地なのです。
ユリ根というと、京料理で使われる高級食材というイメージがありますが、この近辺では他の野
菜類とさして変わらないお値段で買うことができます。
ポテトサラダなみのボリュームでユリ根を食べられるのが、真狩のすごいところでもあります。
次は、越冬にんじんのスープ。
ひと冬、雪の下で過ごしたにんじんはとても甘味が増していています。これも、この時期ならで
はの味わいですね。
メインディッシュは、肉か魚のチョイスです。
本日の肉料理は、鹿肉の赤ワイン煮込み。
鹿肉はちょっと匂いがあってぱさぱさしている、というイメージがあったのですが、こちらの鹿肉
はしっとりとしていて柔らかく、大変贅沢な一品です。
ところで、お店のホームページに、シェフの菅谷さんが書かれた文がありました。
畑で囲まれた真狩村だが、自分でも畑を耕し、野菜を作る。
調理場で野菜が足りなくなると、自分の畑に走ることも、ある。
最近は苦労して猟銃の免許を取った。
野菜作りに、ハンター仲間と鹿撃ちに出かける楽しみも加わった。
ワイルドですねえ。
ただ、本日の鹿肉は道東産とのことでしたので、シェフの手によるものではなさそうです。
そして魚料理は、函館産のタラのムニエル。
こんなに身の厚いタラには、なかなかお目にかかれません。
添えられていたじゃがいものが、あまりにも甘くて美味しいのでびっくりしました。
デザートはババロアとシャーベット。
こちらもボリュームたっぷりです。
そしてコーヒーと小菓子類。
ここまでくると、もうお腹いっぱいですね。
本日は、3000円のランチコースをいただきました。
これだけの食事と雰囲気を味わえてこのお値段は、やはり北海道ならでは、でしょうか。
至福のひと時を味あわせていただきました。
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