有珠山の火口を散策するには、2つのアプローチがあります。
「北口」と「南口」です。
洞爺湖と温泉街は有珠山の北側にありますので、大抵の方は北口方面から入ります。
メインの入り口だけあって、手洗いも整備され、売店・お土産物店などもあり賑やかです。
しかし、西山火口にはもう一箇所、秘めたる入口「南口」が存在しているのです。
（虻田、噴火湾方面からの入り口）
こちらから入る観光客の方は少ないですが、「駐車料金無料」なのが何より嬉しいです。
駐車場のすぐ隣に、かつての「とうやこ幼稚園」があります。
（今は別のところに移転しています）
2000年の噴火当時、この辺一帯には、雨あられのように噴石が降ってきたそうです。
（園児や関係者のみなさんは、事前に避難していて無事でした）
裏側に回ってみるとこの通り。噴火のすさまじさを実感できます。
幼稚園脇の町道も、地面の隆起によりぼこぼこになりました。
火口方面に上っていくと、噴石や地面の隆起によって破壊された家屋を、間近で見ることができます。
恐ろしい破壊力ですね。
木道を、さらに火口に向かって上っていきます。
木道から外れると、まだ地熱が高いところがあるので危険です。
山の斜面、ところどころから蒸気が上がっている様子を見ることができます。
展望台が見えてきました。頂上までもうひと息。
展望台から見た噴火湾や虻田の街並みです。
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